本気でするべし!

本気でするべし!

昨日小笠原諸島が世界自然遺産に登録されたそうだ。(めでたい!)
小笠原諸島は、東京都の南南東約1,000kmの太平洋上にある30余の島々である。東京都小笠原村の区域と完全に一致する。総面積は104km²。(意外に広い!)
父島、母島、硫黄島、南鳥島以外の島は無人島である。(住んでみたい!)
そのうち、一般住民が居住しているのは父島と母島のみであり、硫黄島には自衛隊、南鳥島には自衛隊・気象庁・海上保安庁の施設があり、その職員等のみが業務目的で常駐している。(さびしそう!)
現在住民登録ができるのは父島と母島のみ。しかし硫黄島と南鳥島に常駐している者の住民税にあっては「居所」として東京都小笠原村に納付している。選挙の際は住民登録されている自治体〈神奈川県綾瀬市・埼玉県入間市・埼玉県狭山市など〉から職員および補助要員として小笠原村職員が事前に不在者投票に向かい行う。

そう。小笠原といえば思い出すことが一つ……。もう四半世紀以上前の話になるが、大学4年生の夏、同級のT君に付き合って、一緒に自衛隊の門をたたきに行った。T君はどうしても公務員に“なりたい派”。その一方、私は “何にでも付き合ってやろう派”。
担当官は一生懸命に説明をしてくれるのだが、その当時、私は米国の大学に留学中の身。卒業は翌年の予定。そもそも就職しようにも卒業時期が日本とは違う。そんな“何にでも付き合ってやろう派”には、その気すらなかった。今思えば失礼極まりことだが、熱心に説明してくれている内容が右から左に抜けていってしまっている。
さて、面接の最後、T君が勤務地についての質問をした。そのとき耳に入ってきた単語『小笠原』を今思い出す。通信を希望すると『小笠原』あたりに行くこともアリとのことだったようだ。
結局、T君はまったく別分野の上級公務員試験を受け面接も無事終了、後は大学卒業を待つだけとなったが、一つうまくいくと、もう一つの夢を追いかけたくなるのが人というもの。特に向上心にあふれたT君は、今度は医療の道に進みたいと……。そこからが、またT君のすごいところ。S大学医学部の研究職として大学医学部に就職し、その後、主任何とかになった。生きていると色々な試練があるが、神が作ったもので乗り越えられない試練は無いことを見せつけてくれたそんなT君も、背中に羽を生やして7年前にあの世へ行った。彼が発つ数日前、MRTで授業をさせろよという連絡があったことが昨日のことのようだ。
もう一つ、T君に感心することは、医の道に進みたいと言い出したときに、実は明確な目的を持っていたことだ。彼は早くから『亡くなった人の使える臓器を必要な人に移植するのがこれからの医学。そして次は、体全体を再生する医療の時代になる』と言い続けていた。今、確かにその時代がやってきている。
そういえば、なぜか私と仲のよかった友人は、あの世に行く数日前に私に電話(携帯電話というものは実に便利であり、また、非情な機械だ……)をしてくる。
算数・数学の世界では、だれもが知っている『高校への数学』『中学への算数』(旧称:チャレンジ算数)の著者S先生。私より4歳年上だったが、私と同じ歳に見られることが大きな喜びだったらしい変なおじさん。このS先生とはMRTをはじめるズーット前から焼肉・ゴルフ、それからたまに算数の作問と、10年以上にわたって楽しくご一緒させてもらったが、私がMRTを作って3年目、あの世へ行かれた。このS先生のすばらしいところは『独自の解き方』『オリジナリティにあふれた解き方』をいつも考えながら問題にあたっていたことだ。S先生は、『何故この解き方になるのか。その仕組みを教えることが必ず次の世代を育てるための引き金になる』と、この業界26年の私が知っている限り、解けたことに満足してしている講師が圧倒的に多いなかで、自分の仕事の目的を持っていたS先生の姿勢は常に理想となるものであり、今も尊敬している。
医者になることが目的で医者になられては困る。教師になることが目的で教師になられるのも困る。なぜ、その仕事に就きたいのか。その目的こそが大事なのだ。その意志を少しでも持つ人たちが増えることを切に願う。
そうそう、実はこのS先生が主宰したSAT教育工房。そして私が主宰するMRT進学工房は、名前を分けた仲でもある。詳しくは、またの機会に。

そうだ!
この夏、台風の合間に小笠原の父島辺りに行って、新鮮な空気を胸いっぱい吸ってこようか!!

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